BIRDOM
カリフォルニア/オーシャンサイドで自身のグラスショップを営むKodai Nishijima がシェイプからフィニッシュまで一人で仕上げるクラフトマンブランドです。
ラミネーターとしてカリフォルニアの名立たるシェイパーたちからも絶大なる信頼を得るKodai ですが、そのシェイピングスキルも目の肥えたローカルサーファーたちからも支持をされ、現在ではサーフィンの本場カリフォルニアで数少ないクラフトマンシェイパーとしてその地位を築いています。
Q&A
-
出身地と生年月日
81年10月23日生まれ、O型で酉年の天秤座です。
出身は日本です。2001年、19歳の時にカリフォルニアへ来て以来、海外を拠点に波乗りしています。 -
初めてのサーフィンは?
17歳の夏、ただ単にかっこいいんじゃないかと思って始めてみたところ実際はかっこいいとは程遠いものだったのを覚えています笑。自分が波に乗れないのに周りの人が普通に波に乗っているのを悔しく思って学校もサボって必死に波乗りに行っていました笑。当時はショートボード全盛期だったと思います。自分もショートボードから始め今でも波が良いときは短い板にも乗ります。
-
シェイプを始めたのはいつ?
2009年、27歳の時にオーストラリアのシドニー近郊でサーフボード工場に住み込んで働き始めました。朝起きてから寝るまでサーフボードに囲まれ、ダストまみれになりながら床で寝る生活をしばらくしていました笑。日々そこに来るシェイパーやクラフトマン達の仕事をひたすら見続け教わり、夜になったら誰もいないシェイプルームに入り自分なりに見て聞いた事を試しながらシェイピングを始めました。良い経験だったと思います。
-
ホームブレイクはどこ?
ありません。強いて言うならその時に住んでいる場所がホームブレイクなので今はサンディエゴの北, CardiffからOceansideのどこかで波乗りしています。波があり時間があればふらふらと他にも行きます。
-
よく乗るサーフボードは何?
ショートからログまで何でも乗ります。今でこそ何でもありな時代になりましたが、サーフボードを作るきっかけになったのが6’1”のシングルフィンのショートボードとの出会いだったので今でもそういったタイプの板によく乗るしトリップにも持って行きます。シングルフィンのシンプルで無駄のないサーフィンが好きです。
-
君のシェイプ哲学は?
まだ明確な”哲学”を持っているとは言えないと思う。
まだ若いし、どんどん進化してくと思うからね。
とにかく、シェイプを通して、僕という人間を表現したいと思っているし、自分がシェイプしたボードを信じるようにしている。 -
君のシェイプに大きな影響を与えた人は?
今まで出会ったほぼ全てのシェイパーから影響を受けていると思っています。そしてそれが今の自分のシェイプ技術の基礎になっていると思います。
特に名前をあげるとするならば3人Nigel Annesley, Greg Webber, Joe Bauguess、Nigelは僕がシェイプを始めるきっかけをくれ、正確に左右対称にシェイプする基礎を教えてくれました。
Gregには曲線の大切さ、目で見ることと同じように手で感じることを教わりました。彼に教えてもらった独自のシェイプツールは今でも僕の大事なツールの一つです。
Joeの板ほど美しく完璧に削られた板は他に見た事ないです。早く削る事にばかり意識していた頃に、もっとしっかり時間をかけることを思い出させてもらいました。
この他多くのシェイパーから色々な技術面、デザインについて教わり、今はそれを自分らしくシェイプ出来るよう努力しています。 -
最後に一言
サーフィンスタイルは人それぞれあると思います。若者もいれば年寄りもいる、コンペティティブなサーファーもいれば週末のんびりサーフィンだってあります。何が良い悪いではなく、皆がお互いをリスペクトしあって励まし合いながら、他人をジャッジするこなく波と戯れる事ができればサーフィンライフは一生ものの成功なのではないかと思います。サーフィンというこのポジティブでスピリチュアルなものを生活に取り入れる事ができた同じ仲間としてサーフィンライフを続けて行けたら良いなと思っています。そしてそのサーフィンライフのお手伝いをするのが我々シェイパーでありクラフトマン達の使命だと思っています。