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ひょんなことからサーフィンに出会った17歳の少年が、
長いファクトリーライフでクラフトマンとしての年輪を重ねながら、
多くの尊敬を集める一人のサーファー・シェイパーとなった。
日本有数のリバーマウスブレイクを誇る四国・徳島。筋金入りのロコですら観客に徹する『The Day』のピークには安室の姿があるだろう。
ロコですらためらうような巨壁に息子2人とチャージを繰り返すサーファーとして、丘に上がれば、
ジャンルにとらわれることのない独創的なサーフボードを生み出す、アンダーグラウンドなサーフボードシェイパーとしての日々を送る。
長らくコーチ、シェイパーとしてサポートしていた息子の丈がコンテストシーンで一気に注目を集める中、安室は『丈の父親』で納まっているつもりはない。
むしろコンテストシーンからの重圧から離れ、より一層安室の感性に忠実な作品が生み出されるだろう。
Q&A
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まずは出身地と生年月日を教えてください。
1961年7月2日 兵庫県赤穂市出身、徳島県海部郡在住
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初めてのサーフィンは?
17歳くらいの時にアルバイト先のお兄さん達がサーファーで、姫路から近い鳥取に連れて行ってもらったのが始まりです。
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シェイプのスタートは?
サーフィンを始めた時は友達から買ったシーバードの中古ボードでサーフィンをしていたが、そのボードは上級者向けのボードだったので、姫路の街のサーフショップで新しいボードを買うことに。
それがきっかけで、そのサーフショップのオーナーから、経営している四国にあるペンションとサーフボード工場のアルバイトに誘われて四国へ移住し、そこで住み込みのサーフボードのファクトリーマンをすることになりました。 2~3年でその会社は無くなってしまったけど、四国に残って他のファクトリーを掛け持ちで仕事は続けていました。 その時に空いているシェイプルームや、失敗したブランクスがたくさんあったので、同僚と遊び半分でシェイプの真似事をしたのがシェイプの始まりです。
確か1984年ごろ。 -
ホームブレイクは?
普段波が小さい時は生見海岸(高知)、 河口が開いてバンクが決まれば海部(徳島)で。
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よく乗るボードは?
本当に全ての種類のボードに乗ります。
ショートボード、ミニボード、ミッドレングス、ロングボード、スタンダップパドル。
全ての種類のボードをシェイプしているので、そのテストも兼ねて。 -
シェイプ哲学はありますか?
自分的には全てのサーフボード(SUPを含む)に興味があるし、興味のままなんでも削ってきました。
ハイパフォーマンスボードはもちろん、レトロスタイルも、機能してパフォーマンスに優れたデザインを心がけています。 -
あなたのシェイプに最も大きな影響を与えた人物は?
僕が移り住んだ頃の、80年代〜90年代、多くのファクトリーは本当に忙しくて外国人を含むたくさんのシェイパーの仕事を見ることが出来たのがラッキーでした。
誰か一人に大きく影響されたと言うことはなく、今まで出会った全てのシェイパーから影響を受けて今があります。 -
一言メッセージをお願いします。
初めて湘南・関東でお世話になります。 四国からですが、MOJO Kustom Surfboardsをよろしくお願い致します。